top of page
Depositphotos_618974042_XL.jpg

足の病気

足によくみられる症状から、考えられる病気を一部ご紹介しています。

症状から調べる

該当の症状をクリックしてください

Depositphotos_548696628_L.jpg

爪/足指/つま先

巻き爪・陥入爪

巻き爪

Depositphotos_213696696_S.jpg

日本人のおよそ10人に1人が巻き爪になっているといわれ、巻き爪は一般的な爪の病気の一つです。この病気は爪の曲率が変化すること、爪の外側、内側、または両側が巻き込むように変形します。

巻き爪は主に母趾に発生しますが、他の足趾にも生じることがあります。​多くの場合、爪甲は巻くだけでなく肥厚し、先端に行くほど増大します。痛みを伴うと、靴が履けなくなるほど、日常生活に支障をきたすこともあります。

陥入爪

Depositphotos_332603636_S.jpg

爪の端が周囲の皮膚に食い込み、痛みや炎症を引き起こす状態です。

爪が皮膚に圧迫されることで、腫れや赤みが生じ、ひどい場合は化膿することもあります。また、炎症が長引くと「不良肉芽」と呼ばれる出血しやすい赤い隆起物ができることもあります。原因は爪の切り方や靴による圧迫などが考えられますが、はっきりとはわかっていません。

​「巻き爪」と間違われやすいですが、異なる病態であり、治療法も異なります。

白癬・爪白癬

Depositphotos_198586326_S.jpg

爪白癬(つめはくせん)とは、皮膚糸状菌というカビ(真菌)が爪に寄生することで起こる感染症です。

“爪水虫(つめみずむし)”とも呼ばれます。

爪白癬は、足白癬を発症した足から、白癬菌が爪へと移動し、感染するケースがほとんどです。爪白癬にならないために、まずは足白癬を予防することが大切です。

グロムス腫瘍

グロムス腫瘍.jpg

グロムス腫瘍(傍神経節腫)は、皮膚の血流を調節するグロムス器官から発生する良性の腫瘍で、主に手や足の指先や耳に現れます。

特に爪の下に発生することが多く、触れるだけで強い痛みを感じるのが特徴です。

冷えによって痛みが増しやすく、冬場や水仕事の際に症状が悪化することがあります。爪の下にできた場合、紫がかったピンク色の腫瘍が爪を通して見えることもありますが、小さい場合や指腹にできた場合は目視での確認が難しいこともあります。

爪下外骨腫

Depositphotos_283790882_S.jpg

足の爪の下の骨(末節骨)付近に良性の骨腫瘍が異常に増殖する状態で、特に母趾に多く見られます。

この増殖により、爪が変形したり、靴を履く時や歩行時に痛みを感じることがあります。

原因ははっきりしていませんが、外傷や足趾への繰り返し加わる圧力・摩擦が関係していると考えられています。

また、骨の成長異常や感染が引き金になる場合もあります。

さらに、遺伝性疾患である「多発性外骨腫症」では、全身に良性の外骨腫が多発することがあります。

足趾の変形(槌趾症)

Depositphotos_678411916_S.jpg

足趾が変形し曲がったまま硬直する症状で、主に第2〜第4趾に発生します。

変形のタイプによってハンマートゥ、クロートゥやマレットトゥなどの種類があります。

足に合わない靴や外傷、糖尿病などが要因となる場合がありますが、多くの場合、原因は明確ではありません。

カーリートゥ

Depositphotos_196574066_S.jpg

カーリートゥは一般的で、通常は無害な小児期の足の病気です。

赤ちゃんは通常、カーリートゥを持って生まれますが、歩き始めて初めて目立つようになることもあります。

この症状は主に両足の第3趾と第4趾に起こります。

腱がきつくなりすぎると、足趾が下に巻き込み、片方の足指が次の足趾の下に引っ張られるようになります。

糖尿病性神経障害

Depositphotos_8138316_S.jpg

糖尿病に特徴的な合併症である糖尿病性神経障害は、糖尿病網膜症や糖尿病性腎症とともに「糖尿病の三大合併症」と呼ばれています。
神経が障害されると痛みや痺れも出現しますが、感覚の麻痺を起こすこともあります。

感覚が麻痺すると自分では気づかないうちに傷ができたり、そこから感染が起こり足の切断が必要になる場合があります。

Diabetic Foot Ulcer(糖尿病性足潰瘍)

Os Peroneum.jpg

糖尿病性神経障害や末梢動脈疾患(血流障害)といった糖尿病に伴う全身的な合併症が原因となり、皮膚に生じる深刻な障害です。潰瘍とは、皮膚や粘膜が損傷し、その損傷が進行して組織の欠損を引き起こす状態を指します。糖尿病性足潰瘍は、小さな傷から始まり、気づかないうちに治りにくい皮膚潰瘍へと進行することが多く、糖尿病患者の15~25%が一生のうちに経験するとされています。

適切な治療と予防策を講じれば治癒が期待できますが、治療が遅れたり不十分であったりすると、感染や壊疽(組織の壊死)が進行し、下肢切断に至るリスクが大幅に高まります。また、治癒後も再発のリスクが高く、再発率は1年以内で40%、5年以内では60%以上と報告されています。そのため、日常的なフットケアや適切な靴の選択が重要であり、早期発見と継続的な管理が必要不可欠です。

白癬・爪白癬
槌趾症
カーリートウ
糖尿病性神経障害
陥入爪
爪下外骨腫
グロムス腫瘍
糖尿病性足潰瘍

指の付け根

外反母趾

外反母趾(がいはんぼし)

Depositphotos_184939226_S.jpg

外反母趾とは、親指が人差し指側に「く」の字状に曲がった状態の事をいいます。

原因は様々で必ずしもヒールをはいたから発症する病気ではありません。

遺伝的影響として、足の形や足趾間の靭帯・筋肉の緩みや弱さなどによる軟部組織のアンバランスなども考えられます。

内反小趾(ないはんしょうし)

内反小趾.webp

小趾が内側に曲がり、小趾の付け根にある中足骨が突出して隆起する状態を指します。これは外反母趾ほど一般的ではありませんが、症状や原因には共通点があり、歩き方や骨格の影響を受けて生じることが多いです。

強剛母趾

Depositphotos_360298680_S.jpg

母趾の付け根にある関節(中足趾節関節)に起こる変形性の関節症です。関節の痛みやこわばりを引き起こし、時間の経過とともに足の指を曲げることが難しくなっていきます。

外反母趾と痛みを感じる部位が類似していますが、外反母趾ほど見た目の変形は生じません。強剛母趾は関節が硬直して動かすことができず、反らす動作が困難になる疾患です。

痛風

Depositphotos_91639260_S.jpg

痛風は尿酸が身体の中にたまり、それが結晶になって激しい関節炎を生じ痛みが出現する病気です。

歩行時に圧が高まる部分に生じることが多く、母趾のつけ根以外にも、足関節、足の甲、アキレス腱のつけ根や膝関節にも激痛が起こることがあります。

モートン神経腫(モートン病)

モートン神経腫.jpg

足趾の神経が圧迫されることで障害され、痺れや痛みなど多彩な症状が出現します。

障害部位は、主に第3趾と第4趾の間に生じますが、どの足趾間にも生じます。

痛みが強く出現することも少なくなく、特に点字ブロックを踏んだ際に生じる電撃痛(ビリリっとした痛み)は特徴的です。時には、痛みが下腿まで及ぶことがあります。

中足痛(症)/Metatarsalgia

Depositphotos_77105151_S.jpg

​足趾の付け根部分に痛みや炎症が生じている状態です。ランニングやジャンプを伴う運動のほか、足の骨格の変形や合わない靴(きつすぎる、またはゆるすぎる靴)も原因になります。

中足痛(症)には、いくつかの日本語訳があり、「中足骨痛症」「中足骨頭部痛」「中足骨骨頭部痛」などと呼ばれることもありますが、日本足の外科学会の用語集では「中足痛(症)」とされています。

モートン趾(先天性第1中足骨短縮症)

モートン趾.jpg

母趾の中足骨が第2趾の中足骨よりも短い状態のことを指します。

これは中足骨短縮症の一種です。

母趾の成長が早期に終わってしまい、母趾が短くなり、結果として第2趾が母趾より長く見えるようになります。第2趾が長くても多くの人は問題なく生活できますが、第2趾に体重がかかり安くなるため、痛みを生じたり、足趾や爪の変形を生じやすくなります。

中足骨短縮症

Depositphotos_77105151_S.jpg

足の中足骨が通常よりも短くなる状態を指します。成長期に中足骨の成長が早く止まることで生じますが、明確な原因はわかっていません。

怪我が関係している可能性がある一方、家族内で見られることも多く、遺伝的な要因が強いとも考えられています。特に第4趾に多く見られ、男性よりも女性に多い傾向にあります。この状態により、痛みが生じたり、足の指が変形しやすくなることがあり、見た目にも影響が出ることがあるため、治療を希望する方も少なくありません。

中足骨骨端症/フライバーグ病・第2ケーラー病

フライバーグ.jpg

フライバーグ病は、足の第2または第3中足骨の趾先側への血液供給が不十分になり、骨組織が壊死する病気です。

その特徴から「第2ケーラー病」とも呼ばれることがあります。特に思春期の女子に多く見られ、足の成長期に過度な負担やストレスがかかることで発症すると考えられています。足の付け根部分に痛みや腫れが生じ、歩行に支障をきたすことがよくあります。正確な原因は解明されていませんが、遺伝的要因、繰り返しのストレス、血流障害が関係していると考えられます。主な症状には、足の母趾球部(足の前方)の痛み、指のこわばり、腫れ、歩行時の違和感や硬いものの上を歩いているような感覚があります。

種子骨障害

Depositphotos_330089070_S.jpg

「種子骨」とは、母趾の付け根にある中足骨の下に位置する、2つの小さな豆のような骨を指します。この骨は、腱がスムーズに動くための「滑車」として働き、母趾の動きをサポートします。

歩く時や走る時には、親指が地面を蹴る動作を助けるとともに、体重の分散にも重要な役割を果たします。しかし、ランニングやバスケットボール、サッカー、ゴルフ、テニス、バレエなど、過度の負担や圧力がかかるスポーツや活動によって、種子骨やその周囲に損傷が生じやすくなります。

ターフトゥ

ターフトゥ.jpg

​母趾の付け根である中足趾節関節(MTP関節)に生じる捻挫のことです。

このケガは、つま先が地面に接したままかかとが持ち上がり、母趾が過度に伸展されることで起こります。その際に、母趾の関節内にある軟部組織や靭帯が引き伸ばされたり、損傷したりして、捻挫が発生します。

ターフトウは、特にアメリカンフットボール選手に多く見られます。彼らは、ターフ(人工芝)の上でスプリントを開始したり、急な動きをしたりする際に母趾に大きな負荷がかかります。ターフは天然芝よりも硬いため、足にかかる衝撃が強く、ターフトゥのリスクが高まるのです。

プランタープレート損傷

プランタープレート損傷.jpg

プランタープレート(蹠側板)は、足の中足趾節関節(MTP関節)の下にある厚い靭帯で、主に第二趾から第五趾の付け根に位置しています。この靭帯は、歩行やランニング時に足の指が過度に反り返るのを防ぎ、足の安定性を保つ重要な役割を担っています。

足底板損傷は、長時間の運動や足の構造的な問題、不適切な靴などが原因で発生しやすく、足趾の付け根に痛みや腫れを伴うことが多いです。

症状が進行すると、ハンマートゥやクロートゥなどの変形が生じることもあります。

関節リウマチ

プランタープレート損傷.jpg

全身の関節に炎症を引き起こす自己免疫疾患で、足部にも変形をもたらし、日常生活に大きな影響を及ぼします。

足趾の関節は初期から症状が現れやすく、痛みや腫れが歩行を困難にすることがあります。中足趾節関節(MP関節)で炎症が進行すると、骨や軟骨が破壊され、関節が不安定になり、足のアーチが崩れることがあります。これにより、扁平足、外反母趾、足趾の変形が進行し、さらに腱の損傷や距骨下関節の破壊が加わると足全体の機能低下につながります。

内反小趾
強剛母趾
モートン神経腫
痛風
モートン趾
中足痛(症)
中足骨短縮症
中足骨骨端症
種子骨障害
ターフトゥ
プランタープレート損傷
関節リウマチ
Depositphotos_370593134_XL.jpg

甲(こう)・くるぶし

ガングリオン

ガングリオン

ガングリオン.webp

ガングリオンは関節の周辺や腱鞘のある場所にでき、関節液や腱と腱鞘の潤滑油である滑液がガングリオンの袋に送られて濃縮され、ゼリー状の物質が詰まった良性の嚢腫(のうしゅ)です。

発症部位や硬さによって神経を圧迫して痺れ(場合によっては痛みを伴う)を生じます。

比較的に女性に多いといわれる疾患です。

有痛性外脛骨症

Depositphotos_615723500_S.jpg

外脛骨とは、足関節内果(内くるぶし)前下方にある舟状骨の内側にできる過剰骨の一種です。

外脛骨自体は、隆起しているだけで特に症状がないことも多いですが、痛みや腫れなどの症状が出ている病態を有痛性外脛骨といいます。

スポーツ活動が盛んな思春期に、運動量の増加や外傷などがきっかけで症状が出てくる場合があります。

痛風

Depositphotos_91639260_S.jpg

痛風は尿酸が身体の中にたまり、それが結晶になって激しい関節炎を生じ痛みが出現する病気です。

歩行時に圧が高まる部分に生じることが多く、母趾のつけ根以外にも、足関節、足の甲、アキレス腱のつけ根や膝関節にも激痛が起こることがあります。

疲労骨折

Depositphotos_91639260_S.jpg

疲労骨折とは、骨に小さなひびや亀裂が入る状態です。

これは、一度に強い力が加わって起こる通常の骨折とは異なり、骨にかかる負担が繰り返し加わることで生じます。

たとえば、長時間のランニングやジャンプなど、同じ動作を何度も繰り返すと、骨に負荷がかかり続けます。

骨は通常、その負荷に耐えるために少しずつ修復を行いますが、休息が足りないと修復が追いつかず、疲労がたまり、最終的にひびが入ることがあるのです。

ジョーンズ骨折

Depositphotos_301424110_S.jpg

ジョーンズ骨折は、第5中足骨骨折の一種で、中足骨の付け根から少し離れた位置で発生します。

足の外側に急激な力が加わることで生じやすく、特に過度の使用やスポーツによる怪我、転倒などが主な原因です。

この骨折は他の中足骨骨折に比べて治癒が難しい傾向があり、骨の回復には手術が必要となる場合もあります。

第5趾中足骨基部裂離骨折

Depositphotos_301424110_S.jpg

第5中足骨の基部(足の付け根部分)で発生する骨折の一種です。

これは、足を内側にねじった際に腱や靭帯が強く引っ張られることで、骨の一部が剥がれるように折れる状態です。足首の捻挫と同時に起こることが多いため、「下駄骨折」とも呼ばれています。第5中足骨の骨折の一種として、ジョーンズ骨折と比較されることが多いですが、受傷のきっかけや骨折部位が異なるため、別のタイプの骨折として区別されます。

​足根管症候群

足根管症候群.jpg

「足根管」は、内くるぶしとかかとの間に位置する、足首の骨と靱帯(屈筋支帯)によって形成されたトンネル状の狭い空間です。
この空間内で後脛骨神経が圧迫されることで、足首や足底にしびれや痛みが生じる状態を足根管症候群といいます。

主な原因としては、扁平足や異常な構造物(静脈瘤や腫れた腱など)、足首の捻挫や糖尿病などがあり、長時間の立ち仕事や運動で症状が悪化しやすいです。

足根骨癒合症(そっこんこつゆごうしょう)

Depositphotos_301424110_S.jpg

足の甲にある2つ以上の骨が異常に結合する状態を指し、痛みやこわばりを引き起こして日常生活に影響を及ぼします。最も多く関与する骨は、踵骨(かかとの骨)、距骨(足首と足をつなぐ骨)、舟状骨(足の甲の骨)です。これらの骨が癒合することで、足の柔軟性が低下し、足を引きずったり筋肉が痙攣したり、足首の捻挫が頻繁に起こることがあります。片足または両足に発症することがあり、多くは思春期に症状が現れます。

原因は、ほとんどの場合、遺伝的な突然変異により胎児期の骨の正常な成長が妨げられることで発症します。稀に、感染症や外傷、関節炎が原因となることもあります。

Os Peroneum

Os Peroneum.jpg

腓骨筋腱(長腓骨筋腱)の中に埋め込まれた小さな過剰骨で、足の外側、特に第5中足骨の基部付近に位置します。

全人口の約10~20%に見られ、通常は症状を引き起こしません。しかし、足を外側に大きく広げる動き(外転)や内反の動作、急激な足首の捻挫、または腱に対する慢性的な負荷がかかると、痛みや腱の障害を引き起こすことがあります。さらに、激しい運動や足の外側への繰り返しの負担も原因となり、これらの影響で有痛性腓骨骨症候群(Painful Os Peroneum Syndrome, POPS)と呼ばれる状態が発生します。

POPSでは、足の外側、特に第5中足骨の基部付近や外果の後方に痛みや腫れが現れることがあります。また、腓骨筋腱が通る部分で腫れや圧痛を感じることも特徴です。これにより、歩行が困難になったり、足の動きが制限されたりする場合があります。症状は、特に日常的な動作や運動中に悪化することがあります。

Os Intermetatarseum

Depositphotos_245860856_S.jpg

中足骨(足の甲にある骨)の間に存在する稀な過剰骨で、主に第1中足骨と第2中足骨の間、楔状骨の近くに位置します。

全人口の約1~13%に見られるとされていますが、通常は無症状です。ただし、この骨が隣接する骨や靭帯、神経に圧迫や摩擦を引き起こすと、足の甲の中央部に痛みや圧痛が生じることがあります。特に、歩行時や靴を履いた際に症状が悪化することが多いです。また、Os Intermetatarseumが神経を圧迫すると、足の甲にしびれやチクチクした感覚が現れる場合もあります。

Charcot Foot(シャルコー足)およびCharcot関節症

Depositphotos_245860856_S.jpg

糖尿病性神経障害や末梢神経障害と関連して発生する深刻な疾患です。この状態では、神経障害による感覚の喪失が原因で、小さなケガや骨の損傷に気づくことができず、歩行や日常生活での負荷が蓄積することで、骨や関節が次第に破壊されます。その結果、変形や機能障害が進行していきます。

疾患の進行は、初期の腫れや赤み、熱感を伴う炎症期から始まり、骨が崩壊して足のアーチが崩れる変形期へと移行します。最終的には変形が固定され、皮膚潰瘍や感染症のリスクが高まる慢性期に至ります。Charcot Footは進行性の疾患であるため、早期診断と適切な管理が不可欠です。放置すると、歩行障害や深刻な合併症を引き起こす可能性があり、専門的なケアが求められます。

有痛性外脛骨症
痛風
ジョーンズ骨折
疲労骨折
第5趾中足骨基部裂離骨折
足根骨癒合症
足根管症候群
Os Peroneum
Os Intermetatarseum
Charcot Foot /関節症

足首

足根洞症候群

足根洞症候群

Depositphotos_437132140_S.jpg

足根洞症候群とは、足首の外側にある足根洞に一時的に強い力がかかったり、慢性的な圧迫や炎症が生じることで、痛みや痺れなどの症状を引き起こす疾患です。
足根洞は、距骨と踵骨によって構成され、足首の外側にくぼみのようにふれることができる溝のことをさします。

立っているときや平坦でない地面を歩くときに、痛みが激しくなる特徴があります

足根骨癒合症(そっこんこつゆごうしょう)

E29E13D2-E4A8-4C31-853B-9A3494B45CA9.webp

足の甲にある2つ以上の骨が異常に結合する状態を指し、痛みやこわばりを引き起こして日常生活に影響を及ぼします。最も多く関与する骨は、踵骨(かかとの骨)、距骨(足首と足をつなぐ骨)、舟状骨(足の甲の骨)です。これらの骨が癒合することで、足の柔軟性が低下し、足を引きずったり筋肉が痙攣したり、足首の捻挫が頻繁に起こることがあります。片足または両足に発症することがあり、多くは思春期に症状が現れます。

原因は、ほとんどの場合、遺伝的な突然変異により胎児期の骨の正常な成長が妨げられることで発症します。稀に、感染症や外傷、関節炎が原因となることもあります。

変形性足関節症

Depositphotos_318827320_XL.jpg

変形性足関節症とは、足首の関節の軟骨がすり減って関節の隙間が狭くなってこすれ合うことで、腫れや痛みを生じる病気です。 

軟骨がすり減る原因には加齢によるもの、過去のけが(骨折や捻挫)によるもの、疾患によるもの(関節リウマチなど)があります。

関節の変形が進行すると、痛みや腫れのほかに、歩行が不自由になるなど日常生活にも支障を来すようになります。

距骨骨軟骨損傷(きょこつこつなんこつそんしょう)

スクリーンショット 2024-10-29 18.19.43.png

距骨骨軟骨損傷は、足首に漠然とした痛み、「コキコキ」音や時折力が抜けるような症状が続く疾患です。

捻挫後に痛みが長引く原因として考えられ、距骨の軟骨部分で血流が悪くなり、ヒビや剥離、欠損が生じることで症状が現れます。

原因がはっきりしないこともありますが、強い衝撃や負荷がかかると発症しやすくなります。

距骨下関節障害

距骨下関節障害.jpg

距骨下関節は、距骨と踵骨で構成され、歩行時に地面の不整に適応し、衝撃を吸収する重要な役割を持つ関節です。この関節は、足部の安定性と可動性において欠かせない存在であり、障害が生じると足首や足全体の機能に大きな影響を及ぼします。

主な原因として、足首の捻挫や骨折などの外傷、過度な回内や回外の動き、または変形性関節症が挙げられます。症状としては、痛みや腫れ、可動域の制限が見られ、これにより歩行や運動が困難になることがあります。さらに、関節の不安定感を伴い、不整地での歩行時に足がぐらつく感覚を覚えることがあります。

Os Subfibulare / Os subtibiale

スクリーンショット 2024-10-29 18.19.43.png

腓骨下端の内果/外果(足首の内側/外側の突起)付近に存在する過剰骨で、全人口の約1%程度に見られる非常に稀な骨です。通常は無症状ですが、捻挫や外傷後に痛みや腫れを引き起こすことがあります。特に、内果や外果付近の慢性的な不安定性や繰り返し発生する足首の捻挫と関連している場合が多いです。

症状としては、くるぶし周囲の腫れや圧痛が見られ、運動時や捻挫後に痛みが悪化することがあります。また、足首が不安定に感じることも特徴的です。これらの症状が日常生活や運動に支障をきたす場合、治療が必要になります。

腓骨神経麻痺

スクリーンショット 2024-10-29 18.19.43.png

腓骨神経麻痺は、膝の外側から足首や足にかけて感覚と運動を司る腓骨神経が圧迫や損傷を受けることで発生します。

この障害により、足のしびれや感覚の鈍さが生じるほか、足首(足関節)や足指(趾)の背屈ができなくなる「Drop Foot(足下垂)」と呼ばれる状態になることがあります。

足を上げられないため、歩行時に足を引きずったり、膝を過度に持ち上げる「鶏歩」と呼ばれる歩き方が見られるようになります。

変形性足関節症
距骨骨軟骨損傷
足根骨癒合症
距骨下関節障害
Os Subfibulare / Os subtibiale
腓骨神経麻痺
Depositphotos_436387312_XL.jpg

足裏・アーチ

扁平足

ウオノメ(鶏眼)・胼胝(タコ)

Depositphotos_108598844_S.jpg

ウオノメ(鶏眼)やタコ(胼胝)は、皮膚が摩擦や圧力から身を守るために厚く硬くなる状態です。

足の裏やつま先、足の指にできやすく、原因となる摩擦や圧力を取り除くと消えることがあります。ただし、足の裏にできた場合は特別なケアが必要です。

鶏眼

・胼胝より小さく硬い芯があり、押すと痛みが出ます。足裏や指の背、小指の外側に多く、指の間にできる場合は「軟鶏眼」と呼ばれます。

胼胝

 • 痛みが少なく、足裏や踵などの圧力がかかる場所にできます。大きさや形はさまざまで鶏眼よりも広い範囲に生じます。

扁平足

Depositphotos_92143334_S.jpg

足のアーチ構造が崩れ、“土踏まず”が低くなるか、ほとんどなくなった状態を指します。

このアーチは歩行時や立っている時の衝撃を吸収する役割を果たしていますが、アーチが低下・消失すると、その衝撃を十分に和らげられず、足や足首、膝、腰などに負担がかかりやすくなります。

多くの方は扁平足でも特に症状が出ないこともありますが、痛みや疲れやすさを感じる場合もあり、放っておくと他の足のトラブルの原因になることもあります。

成人期扁平足(PCFD)(扁平足の新しい考え方について)

Depositphotos_540227892_S.jpg

従来、扁平足は「足のアーチが崩れて土踏まずが消失した状態」と定義されてきましたが、実際には足の骨の変形はもっと複雑で、単純に「平らになる」だけの2次元的な変化ではなく、足のアーチを支える靭帯(バネ靭帯)の異常から、かかとの骨が外側に傾いたり、足の中央から前方が外側に開くなど、3次元的な変形が進行します。

このように、扁平足は複雑な変形を伴うため、従来の「後脛骨筋腱機能不全(PTTD)」や「成人期扁平足」という名称では正確に病態を表現できないことがあります。そこで、2020年に「Progressive Collapsing Foot Deformity(PCFD)」という名称が新たに提唱され、段階的に進行する足の崩壊性変形として理解されるようになりました。

ハイアーチ(凹足)

Depositphotos_441656398_S.jpg

ハイアーチ(凹足)とは足の甲が極端に高く、立位の時には土踏まずの部分が地面に接していない状態のことです。 足の甲が高く、盛り上がってることから甲高と呼ばれることもあります。

ハイアーチの足は、アーチが衝撃吸収の役割を果たさなくなり、踵と前足部に圧力が集中してかかるため、皮膚が硬くなり胼胝(タコ)や鶏眼(魚の目)などができやすくなります。

足舟状骨骨端症(ケーラー病)

Depositphotos_85855826_S.jpg

ケーラー病は、足の「舟状骨」という骨への血液供給が途絶えることで起こるまれな疾患です。血液不足により舟状骨の組織が壊死し、痛みや腫れが生じます。主に5歳以降の子どもに多く見られますが、2歳の幼児や成人にも発症することがあります。特に男児に発症しやすいとされています。

舟状骨への圧迫やストレス、遺伝的要因、血管や骨の発育異常が関係していると考えられています。症状としては、足の内側に痛みや圧痛が現れ、患部が腫れたり赤くなったりします。痛みを避けるために足を引きずることもあります。

足底腱膜炎(筋膜炎)

Depositphotos_448123998_S.jpg

足底筋膜炎は、かかとの痛みの最も一般的な原因のひとつで、足裏の「足底筋膜」という組織が炎症を起こすことで発生します。

刺すような鋭い痛みが特徴で、特に朝起きて最初に立ち上がったときに強く感じることが多いです。動き始めると痛みは和らぎますが、長時間立っていたり、座った後に再び立ち上がると痛みが再発することがあります。

正確な原因は明らかになっていませんが、ランナーや肥満の方に多く見られますが、長時間の立ち仕事や足に合わない靴も原因になることがあります。

足底腱膜繊維腫

Depositphotos_475526132_S.jpg

足の裏に広がる足底筋膜に発生する良性のできもので、足底筋膜は足のアーチを支える重要な組織です。この部分に硬い結節ができることで、歩行時や靴を履いた際に痛みや不快感を引き起こします。原因は明確ではありませんが、遺伝や外傷、慢性的な負荷が関与していると考えられています。進行すると結節が大きくなり、複数現れる場合もあります。

治療は、ストレッチやインソールによる圧力分散、薬物療法などが中心です。また、近年では体外衝撃波疼痛治療(ESWT)が痛みの軽減に有効であることも示されています。症状が改善しない場合には手術が検討され、単発の結節は部分切除、複数の結節には全腱膜切除が行われます。再発の可能性があるため、術後のケアも重要です。

タコ・魚の目
ハイアーチ
成人期扁平足
足底腱膜炎
ケーラー病
足底腱膜繊維腫
Depositphotos_540227892_S_edited.jpg

踵(かかと)

足底腱膜炎

足底腱膜炎(筋膜炎)

Depositphotos_448123998_S.jpg

足底筋膜炎は、かかとの痛みの最も一般的な原因のひとつで、足裏の「足底筋膜」という組織が炎症を起こすことで発生します。

刺すような鋭い痛みが特徴で、特に朝起きて最初に立ち上がったときに強く感じることが多いです。動き始めると痛みは和らぎますが、長時間立っていたり、座った後に再び立ち上がると痛みが再発することがあります。

正確な原因は明らかになっていませんが、ランナーや肥満の方に多く見られますが、長時間の立ち仕事や足に合わない靴も原因になることがあります。

アキレス腱付着部症

Depositphotos_73430461_S.jpg

アキレス腱付着部症は、アキレス腱とかかとの骨が付着する部分に繰り返し負荷がかかることで、腱と骨の付着部に変性が生じ、痛みを引き起こす疾患です。

これは腱・靭帯付着部症の一種で、進行すると肉芽形成や石灰化、骨化が起こることがあります。X線検査では、腱に突き出た骨棘(骨のトゲ)が認められることもあります。

主な原因は、かかとの骨や足の形の異常、スポーツや仕事での過度な使用、筋肉の柔軟性低下、不適切な靴の使用などが挙げられます。付着部には強い牽引力や圧迫力が繰り返し加わり、これが痛みを引き起こす要因となります。

アキレス腱炎

アキレス腱炎.jpg

アキレス腱炎は、ふくらはぎの筋肉とかかとの骨をつなぐ「アキレス腱」に繰り返し負担がかかることで発生する炎症です。

この腱は、歩く、走る、ジャンプするといった動作に重要で、運動量を急に増やしたランナーや週末だけスポーツを楽しむ中高年に多く見られます。

脚の後ろやかかとの上部に痛みを感じたり、朝に圧痛やこわばりが現れるのが特徴です。リスクを高める要因として、男性や加齢、扁平足、肥満、ふくらはぎの筋肉の硬さなどが挙げられます。また、すり減ったシューズや寒い季節での運動、特定の抗菌薬の使用も影響することがあります。

アキレス腱断裂

Depositphotos_544142090_S_edited.jpg

アキレス腱断裂は、ふくらはぎの筋肉とかかとの骨をつなぐアキレス腱が部分的または完全に断裂する怪我です。主にレクリエーションスポーツを楽しむ人に多く、走る、跳ぶ、急な方向転換といった動作が原因となります。断裂時には「ブチッ」という音がすることがあり、かかとの痛みや腫れ、つま先立ちができない、足を下に押し出す動作が難しいといった症状が現れます。ただし、軽度の場合は症状が目立たないこともあります。

発症リスクは30~40歳に多く、男性に多いのが特徴です。サッカーやバスケットボール、テニスなどのスポーツ、ステロイド注射やフルオロキノロン系抗生物質の使用、肥満などもリスクを高める要因とされています。

治療には手術が一般的ですが、保存療法が効果的な場合もあります。

踵骨骨端症(シーバー病|Sever disease)

サッカーをする少年

Sever病は、成長期の8~15歳に多く見られる、子どものかかとの痛みの最も一般的な原因です。特にスポーツや運動を頻繁に行う活発な子どもに多く発症し、かかとの後ろにある「骨端線(成長板)」が炎症を起こすことで痛みが生じます。

成長期の子どもには、骨の成長を助ける柔らかい「骨端線」があります。この骨端線は、ふくらはぎの筋肉とアキレス腱でつながっていますが、成長が早い時期には骨に比べて筋肉や腱が硬くなりやすい傾向があります。繰り返し走ったりジャンプしたりする動作や、足を十分にサポートしない靴の使用によってアキレス腱が骨端線を引っ張り、炎症と痛みを引き起こします。

骨棘(こつきょく)

Depositphotos_231943558_S.jpg

骨の表面にカルシウムが蓄積し、新たな骨が突起状に成長したものです。

長期間、骨にストレスや摩擦が加わることで発生し、骨が自らを保護しようとして形成されます。足の筋肉や靭帯への負担が主な原因で、特にスポーツ選手や足に負荷のかかる仕事をしている人に多く見られます。

一般的には、かかとの前側や足の甲の中央部分にできやすいです。骨棘自体には痛みがありませんが、周囲の組織、特に神経に触れると痛みが生じることがあります。

Os Trigonum(三角骨)

Depositphotos_409400210_S.jpg

距骨の後ろ側にある余分な骨で、胎児期に距骨の骨が完全に融合せずに残ったものです。

全人口の約10~15%に見られ、通常は症状がありません。しかし、バレエダンサーやサッカー選手のように、足首を頻繁に大きく曲げる(底屈する)動作を繰り返す人や、捻挫や外傷後に瘢痕組織ができた場合、三角骨が周囲の組織を挟むことで痛みが生じるリスクが高まります。

この状態は有痛性三角骨症候群(Posterior Ankle Impingement Syndrome, PAIS)と呼ばれます。

主な症状としては、足首を曲げたときの後方の痛み、腫れ、動きの制限などがあります。

アキレス腱付着部症
アキレス腱炎
アキレス腱断裂
踵骨骨端症
骨棘
Os Trigonum
Depositphotos_19999715_S.jpg

膝(ひざ)・ふくらはぎ

変形性膝関節症
Depositphotos_19999715_S.jpg

変形性膝関節症は、膝関節の軟骨が摩耗し、関節の機能が低下する病気です。加齢や肥満、膝に過剰な負担がかかることが主な原因で、膝の痛みや腫れ、動きの制限といった症状が現れます。進行すると、歩行が困難になり、日常生活に支障をきたすだけでなく、関節の変形が進むこともあります。また、足の病気や変形があると膝に余計な負担がかかり、膝関節症の症状を悪化させることがあるため、足と膝のケアは密接に関係しています。

治療には、薬物療法や物理療法、ヒアルロン酸注射などの保存療法が行われるほか、症状が重い場合には外科的治療が検討されることもあります。予防には、適切な体重管理や筋力を鍛える運動が効果的であり、同時に足の状態を整えることも膝の健康を保つために非常に重要です。

下肢静脈瘤.jpg

血管には、心臓から全身に酸素や栄養を送り届ける「動脈」と、体内で使われた血液を心臓に戻す「静脈」があります。下肢静脈瘤は、この静脈の働きがうまくいかなくなることで、足や下肢の静脈が膨らみ、ねじれる病気です。血液がスムーズに流れず静脈に溜まるため、足のだるさや浮腫(むくみ)、痛みが生じ、見た目にも影響を与えます。進行すると歩行が困難になったり、皮膚の変色や潰瘍、血栓が形成されるリスクもあります。

原因として、長時間の立ち仕事や座り仕事、加齢、肥満、妊娠などが挙げられます。治療には着圧ストッキングや靴下の着用や生活習慣の改善に加え、硬化療法やレーザー治療、外科手術が選択されることもあります。

Depositphotos_482006344_S.jpg

脛骨過労性骨膜炎(けいこつかろうせいこつまくえん)は、オーバーユース症の一種で、繰り返しのランニングやジャンプを過度に行うことで発症しやすい障害です。運動中や運動後に『すね』の主に内側に痛みが生じるのが特徴です。

過度な運動量や急激な運動の増加(特に初心者や運動を再開した人に多い)、運動環境や道具、さらにO脚、回内足、扁平足といった生来の形態異常、筋力の低下や関節の可動制限なども発生の誘因となります。

Depositphotos_134095118_S.jpg

肉離れは、筋肉が過度に引き伸ばされたり急激に収縮した際に、筋膜や筋繊維が損傷、断裂する状態です。

発症時には激しい痛みが生じ、動くことが難しくなる場合があります。損傷部位から「プチッ」という音が聞こえたり、皮膚の上から小さなへこみが確認されることもあります。特にハムストリングス(太ももの裏側)や腓腹筋(ふくらはぎ)など、負荷が集中しやすい筋肉で起こりやすく、スポーツや肉体労働中に多く見られます。

筋肉の疲労や筋力低下、準備運動不足がリスクを高める要因となり、急激な負荷がかかる状況で発症しやすくなります。

下肢静脈瘤
シンスプリント
肉離れ(筋挫傷)
介護担当

その他

末梢神経障害
介護担当

骨粗鬆症は、骨密度が低下し骨がもろくなる病気で、軽く尻もちをついたり、くしゃみをしたりといった些細な衝撃でも骨折しやすくなります。特に高齢者に多く、腰椎や股関節、手首などの骨折が起こりやすいことが特徴です。主な原因には、加齢や閉経後のホルモン低下、栄養不足、運動不足などが挙げられます。

骨折を予防するためには、カルシウムやビタミンDを適切に摂取し、筋力を強化する運動を取り入れること、禁煙や体重管理を徹底することが重要です。また、治療法として骨を作る力を高めるアナボリック薬(骨形成促進薬)が注目されており、骨密度を早期に改善し骨折リスクを効果的に低下させることが期待されています。

介護担当

フレイルは、高齢者に多くみられる「虚弱」な状態で、健康と要介護状態の中間に位置します。身体的、精神・心理的、社会的な要素が絡み合い、これらの機能が低下することで特徴づけられます。これらの要素は相互に関連し、フレイルが進行しやすい状況を生み出します。筋力や身体機能の低下により、歩行速度の低下、疲れやすさ、体重減少といった症状が現れ、放置すると転倒や骨折、入院、さらには要介護状態へと進行し、生活の質が大きく低下する可能性があります。

主な原因には、加齢、栄養不足、運動不足、慢性疾患、孤立などが挙げられます。適切な予防策を講じることで進行を抑えることが可能であり、栄養管理や筋力強化を目的とした運動習慣が特に重要です。また、家族や地域社会とのつながりを保ち、社会的な活動を続けることもフレイル予防に効果的です。

介護担当

甲状腺機能低下症は、甲状腺ホルモンが不足して全身の代謝が低下する病気です。この状態が続くと、手足のしびれや痛み、感覚の鈍さといった末梢神経障害が現れることがあります。これらの症状は、日常生活や歩行に影響を及ぼし、放置すると筋力低下や歩行困難に進行する可能性があります。

主な原因は、甲状腺ホルモンの不足による神経の代謝や血流の悪化に加え、組織に水分が溜まることで神経が圧迫されることです。また、未治療の甲状腺機能低下症や高齢、糖尿病などの神経障害がある場合、これらの症状が悪化するリスクが高まります。

骨粗鬆症
アンカー 1

疲労骨折:中足骨骨折/ジョーンズ骨折(第5中足骨骨折)

疲労骨折とは、骨に小さなひびや亀裂が入る状態です。

これは、一度に強い力が加わって起こる通常の骨折とは異なり、骨にかかる負担が繰り返し加わることで生じます。

たとえば、長時間のランニングやジャンプなど、同じ動作を何度も繰り返すと、骨に負荷がかかり続けます。

骨は通常、その負荷に耐えるために少しずつ修復を行いますが、休息が足りないと修復が追いつかず、疲労がたまり、最終的にひびが入ることがあるのです。

骨端症:ケーラー病/フライバーグ病/シーバー病/イズリン病

「骨端症」はこどもの足に特有の骨の病気です。骨端とは骨の端の軟骨で、成長すると骨になる部分です。多くの場合、こどもは痛みを訴えるだけで、患部をみても腫脹(はれ)や局所発赤(赤くなること)などの症状が見られない事が多くあります。
こどもの足は生まれたばかりの時は軟骨でできており、成人のような硬い骨になっていません。これが14歳頃までに徐々に成長して固まって骨になっていきます。その過程で強い運動や衝撃が加わる事でこどもの足の病気は発症します。
親御さんの中にはこどもがぐずっているように感じたり、成長痛だろうとそのままにしてしまう場合もありますが、こどもの足はつかれやすく、また、変形しやすいものです。正しく治療を行わず、そのままにしてしまう事で、問題があるまま固まって骨になってしまい、大人になっても痛みがなくならない事も多くあります。
こどもが足の痛みを訴えたり、疲れたとすぐぐずってしまうような場合には受診をおすすめします。

副骨障害:有痛性外脛骨/有痛性三角骨/その他

疲労骨折とは、骨に小さなひびや亀裂が入る状態です。

これは、一度に強い力が加わって起こる通常の骨折とは異なり、骨にかかる負担が繰り返し加わることで生じます。

たとえば、長時間のランニングやジャンプなど、同じ動作を何度も繰り返すと、骨に負荷がかかり続けます。

骨は通常、その負荷に耐えるために少しずつ修復を行いますが、休息が足りないと修復が追いつかず、疲労がたまり、最終的にひびが入ることがあるのです。

関節炎:化膿性関節炎/若年性突発性関節炎

疲労骨折とは、骨に小さなひびや亀裂が入る状態です。

これは、一度に強い力が加わって起こる通常の骨折とは異なり、骨にかかる負担が繰り返し加わることで生じます。

たとえば、長時間のランニングやジャンプなど、同じ動作を何度も繰り返すと、骨に負荷がかかり続けます。

骨は通常、その負荷に耐えるために少しずつ修復を行いますが、休息が足りないと修復が追いつかず、疲労がたまり、最終的にひびが入ることがあるのです。

中足骨短縮症:モートン趾/第4趾中足骨短縮症

疲労骨折とは、骨に小さなひびや亀裂が入る状態です。

これは、一度に強い力が加わって起こる通常の骨折とは異なり、骨にかかる負担が繰り返し加わることで生じます。

たとえば、長時間のランニングやジャンプなど、同じ動作を何度も繰り返すと、骨に負荷がかかり続けます。

骨は通常、その負荷に耐えるために少しずつ修復を行いますが、休息が足りないと修復が追いつかず、疲労がたまり、最終的にひびが入ることがあるのです。

シンスプリント

脛骨過労性骨膜炎(けいこつかろうせいこつまくえん)は、オーバーユース症の一種で、繰り返しのランニングやジャンプを過度に行うことで発症しやすい障害です。運動中や運動後に『すね』の主に内側に痛みが生じるのが特徴です。

過度な運動量や急激な運動の増加(特に初心者や運動を再開した人に多い)、運動環境や道具、さらにO脚、回内足、扁平足といった生来の形態異常、筋力の低下や関節の可動制限なども発生の誘因となります。

​足の症状はお気軽にご相談ください

bottom of page