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甲(こう)・くるぶしの病気

ガングリオン

ガングリオン

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ガングリオンは関節の周辺や腱鞘のある場所にでき、関節液や腱と腱鞘の潤滑油である滑液がガングリオンの袋に送られて濃縮され、ゼリー状の物質が詰まった良性の嚢腫(のうしゅ)です。

発症部位や硬さによって神経を圧迫して痺れ(場合によっては痛みを伴う)を生じます。

比較的に女性に多いといわれる疾患です。

有痛性外脛骨症

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外脛骨とは、足関節内果(内くるぶし)前下方にある舟状骨の内側にできる過剰骨の一種です。

外脛骨自体は、隆起しているだけで特に症状がないことも多いですが、痛みや腫れなどの症状が出ている病態を有痛性外脛骨といいます。

スポーツ活動が盛んな思春期に、運動量の増加や外傷などがきっかけで症状が出てくる場合があります。

痛風

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痛風は尿酸が身体の中にたまり、それが結晶になって激しい関節炎を生じ痛みが出現する病気です。

歩行時に圧が高まる部分に生じることが多く、母趾のつけ根以外にも、足関節、足の甲、アキレス腱のつけ根や膝関節にも激痛が起こることがあります。

疲労骨折

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疲労骨折とは、骨に小さなひびや亀裂が入る状態です。

これは、一度に強い力が加わって起こる通常の骨折とは異なり、骨にかかる負担が繰り返し加わることで生じます。

たとえば、長時間のランニングやジャンプなど、同じ動作を何度も繰り返すと、骨に負荷がかかり続けます。

骨は通常、その負荷に耐えるために少しずつ修復を行いますが、休息が足りないと修復が追いつかず、疲労がたまり、最終的にひびが入ることがあるのです。

ジョーンズ骨折

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ジョーンズ骨折は、第5中足骨骨折の一種で、中足骨の付け根から少し離れた位置で発生します。

足の外側に急激な力が加わることで生じやすく、特に過度の使用やスポーツによる怪我、転倒などが主な原因です。

この骨折は他の中足骨骨折に比べて治癒が難しい傾向があり、骨の回復には手術が必要となる場合もあります。

第5趾中足骨基部裂離骨折

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第5中足骨の基部(足の付け根部分)で発生する骨折の一種です。

これは、足を内側にねじった際に腱や靭帯が強く引っ張られることで、骨の一部が剥がれるように折れる状態です。足首の捻挫と同時に起こることが多いため、「下駄骨折」とも呼ばれています。第5中足骨の骨折の一種として、ジョーンズ骨折と比較されることが多いですが、受傷のきっかけや骨折部位が異なるため、別のタイプの骨折として区別されます。

​足根管症候群

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「足根管」は、内くるぶしとかかとの間に位置する、足首の骨と靱帯(屈筋支帯)によって形成されたトンネル状の狭い空間です。
この空間内で後脛骨神経が圧迫されることで、足首や足底にしびれや痛みが生じる状態を足根管症候群といいます。

主な原因としては、扁平足や異常な構造物(静脈瘤や腫れた腱など)、足首の捻挫や糖尿病などがあり、長時間の立ち仕事や運動で症状が悪化しやすいです。

足根骨癒合症(そっこんこつゆごうしょう)

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足の甲にある2つ以上の骨が異常に結合する状態を指し、痛みやこわばりを引き起こして日常生活に影響を及ぼします。最も多く関与する骨は、踵骨(かかとの骨)、距骨(足首と足をつなぐ骨)、舟状骨(足の甲の骨)です。これらの骨が癒合することで、足の柔軟性が低下し、足を引きずったり筋肉が痙攣したり、足首の捻挫が頻繁に起こることがあります。片足または両足に発症することがあり、多くは思春期に症状が現れます。

原因は、ほとんどの場合、遺伝的な突然変異により胎児期の骨の正常な成長が妨げられることで発症します。稀に、感染症や外傷、関節炎が原因となることもあります。

Os Peroneum

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腓骨筋腱(長腓骨筋腱)の中に埋め込まれた小さな過剰骨で、足の外側、特に第5中足骨の基部付近に位置します。

全人口の約10~20%に見られ、通常は症状を引き起こしません。しかし、足を外側に大きく広げる動き(外転)や内反の動作、急激な足首の捻挫、または腱に対する慢性的な負荷がかかると、痛みや腱の障害を引き起こすことがあります。さらに、激しい運動や足の外側への繰り返しの負担も原因となり、これらの影響で有痛性腓骨骨症候群(Painful Os Peroneum Syndrome, POPS)と呼ばれる状態が発生します。

POPSでは、足の外側、特に第5中足骨の基部付近や外果の後方に痛みや腫れが現れることがあります。また、腓骨筋腱が通る部分で腫れや圧痛を感じることも特徴です。これにより、歩行が困難になったり、足の動きが制限されたりする場合があります。症状は、特に日常的な動作や運動中に悪化することがあります。

Os Intermetatarseum

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中足骨(足の甲にある骨)の間に存在する稀な過剰骨で、主に第1中足骨と第2中足骨の間、楔状骨の近くに位置します。

全人口の約1~13%に見られるとされていますが、通常は無症状です。ただし、この骨が隣接する骨や靭帯、神経に圧迫や摩擦を引き起こすと、足の甲の中央部に痛みや圧痛が生じることがあります。特に、歩行時や靴を履いた際に症状が悪化することが多いです。また、Os Intermetatarseumが神経を圧迫すると、足の甲にしびれやチクチクした感覚が現れる場合もあります。

Charcot Foot(シャルコー足)およびCharcot関節症

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糖尿病性神経障害や末梢神経障害と関連して発生する深刻な疾患です。この状態では、神経障害による感覚の喪失が原因で、小さなケガや骨の損傷に気づくことができず、歩行や日常生活での負荷が蓄積することで、骨や関節が次第に破壊されます。その結果、変形や機能障害が進行していきます。

疾患の進行は、初期の腫れや赤み、熱感を伴う炎症期から始まり、骨が崩壊して足のアーチが崩れる変形期へと移行します。最終的には変形が固定され、皮膚潰瘍や感染症のリスクが高まる慢性期に至ります。Charcot Footは進行性の疾患であるため、早期診断と適切な管理が不可欠です。放置すると、歩行障害や深刻な合併症を引き起こす可能性があり、専門的なケアが求められます。

痛風
ジョーンズ骨折
疲労骨折
第5趾中足骨基部裂離骨折
足根骨癒合症
足根管症候群
Os Peroneum
Os Intermetatarseum
Charcot Foot /関節症
有痛性外脛骨症
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