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体外衝撃波治療

衝撃波を患部に照射することで、増え過ぎた痛みの神経(自由神経終末)を破壊し、変性した腱組織を修復させる治療法です。
体外から皮膚や筋肉を通じて患部に衝撃波を当てて疼痛をとることができ、麻酔する必要がなく身体に針などを刺したり傷をつけることなく行うことが出来ます。(副作用の事例もほとんどありません)

また除痛効果だけでなく、組織修復作用もあり、血管新生や腱修復反応を促進する効果があります。

ヨーロッパを中心に普及し近年、欧米ではメジャーリーグやNBAなどのスポーツ選手にも広く利用されています。​

低侵襲で安全かつ有効な治療法として足底腱膜炎や腱付着部障害、骨性疾患においても低出力の衝撃波が利用されるようになりました。

衝撃波とは何ですか?

衝撃波とは高出力の音波のことで、自然界では火山の爆発や雷によっても生じます。急激に最大圧力まで立ち上がり、大きな力を瞬間的に与えることができるのが特徴です。

医療の分野では、尿の生成場所(腎臓)や尿の通り道(尿管)にできた石を砕く治療や、腱や靱帯の炎症を抑えたり痛みの治療に衝撃波は使われています。
衝撃波治療の最大のメリットは直後から効果を実感できることにあります。

特徴

​☑︎ 照射直後からの除痛効果と組織修復の促進

​☑︎ 麻酔不要で皮膚に傷をつけずに治療可能(直後から歩行可能)

​☑︎ 短時間&日帰りで行える(1部位1回15分程度)

​☑︎ 入浴制限なし

​☑︎ 慢性的な疼痛や損傷した組織の修復を促進

​☑︎ 難治性足底腱膜炎の場合は保険が適用される

治療効果

体外衝撃波による治療は、完全なる除痛を保証するものではありません。

また患者様により治療効果や治癒期間が異なります。

平均的治療効果は60~80%と報告されています。また治療成功率は1年で98%(少なくとも60%以上の痛みが減少した割合)で、症状の再発率は8%であったとの報告もされています。

治療を行う頻度

衝撃波を受けた後、およそ1週間ほどかけて傷んだ組織を修復・再生すると言われています。

​そのため1週間に1度程度で治療を行うことが効果的です。(治療経過に応じて変動することがあります。医師の治療計画に沿って通院していただきます)

保険適応疾患

日本国内では医療機関を受診して保存療法を6カ月以上受けて効果がみられない難治性の足底腱膜炎のみ保険適応となっています。
足底腱膜炎以外にも、国際整形外科体外衝撃波学会(ISMST)では、下記の疾患が体外衝撃波治療の適応疾患と認められていますがいずれも保険外診療(自費)となります。
※難治性ではない足底腱膜炎の場合は、自費診療による治療ご案内する場合があります

適応疾患(自費)

【足部】アキレス腱炎、アキレス腱付着部炎
【膝】膝蓋腱炎(ジャンパー膝)
【肘】上腕骨外上顆炎(テニス肘)、内側上顆炎
【肩】石灰沈着性腱板炎、腱板炎
【骨折】偽関節、疲労骨折
【その他】早期の無腐性骨壊死、早期の離断性骨軟骨炎

料金

保険適用の場合(難治性の足底腱膜炎と診断された場合)

算定点数・・・体外衝撃波疼痛治療術(一連につき)1箇所5000点

3割負担の方で 15,000円

1割負担の方で 5,000円

​※3ヶ月間の治療を一連とみなし、初回治療時に算定(会計)をします。2回目以降は基本的に再診料のみの算定となります(診療内容によって変動します)

自費の場合

初回 10,000円(税抜)/1箇所

2回目以降 5,000円(税抜)/1箇所

​※再診料等の診療費は別途発生します

当院導入の機械

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集束型体外衝撃波
DUOLITH(デュオリス) SD1

集束型体外衝撃波(FSW)は,発生した衝撃波のエネルギーを深部で集束させ、高いエネルギーを発生させることができます。

集束型衝撃波では高エネルギーにより痛みを感じる細胞の破壊を行い、除痛作用が得られます。また焦点部に集束された衝撃波は周辺へ減衰しながら周囲の細胞に適度な刺激を与え、細胞は組織再生のために活性化します。これにより組織再生に関連する成長因子の産生が促進されます。更には炎症物質の抑制にも効果があり、消炎作用もあるとされています。

難治性足底腱膜炎(足底筋膜炎)に対し、保険が適応されています。

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拡散型圧力波
MP100(STORZ MEDICAL 社製)

拡散型体外衝撃波(RPW)装置は筋や腱、軟部組織に生じる膝の痛みや腰の痛み、肩・肘・足などの様々な痛みを軽減させる物理療法機器の一つです。

従来の集束型体外衝撃波(FSW)と比べ衝撃波の出力が低いため、理学療法士がリハビリテーションの中で使用可能になりました。

集束型体外衝撃波(FSW)はエネルギーを収束させるため治療範囲が狭く、問題となっている箇所へピンポイントで照射する必要がありましたが、拡散型体外衝撃波(RPW)はエネルギーを拡散させるため治療範囲が広く、問題となっている箇所へ照射を行いやすいというメリットがあります。

特徴

・痛みの軽減だけでなく関節拘縮の改善にも効果がある.

・筋系へのアプローチが可能

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